から出土した遺物が展示されており、百済文化への理解を深めるのに非常に役立ちます。
1971年には公州の巨大な武寧王陵の発掘調査が行われ、108件4,600点の遺物が出土しました。 王陵の内部からは、王と王妃の墓誌が刻まれた二枚の石板である「誌石」、それが置かれた「羨道」があり、中国の「五銖錢」も出土しました。 墓誌石の後ろには南を向いている石造の守護動物像が御陵を守っているかのように立っています。
王と王妃の遺体は木棺に安置されました。木棺の破片の下からは、金製冠飾、金製耳飾、金銀の腰帯、金銅靴、銀製腕輪など、王と王妃が使っていた数多くの装飾品と副葬品が発見されました。王の腰の周辺からは王の統治権を象徴する龍と鳳凰で飾られた「大刀」が見つかりました。また、王と王妃の頭を支えていた枕と足座は木棺の前に置かれていました。他にも、「青銅鏡 三面」と「承台付有蓋銅鋺(銅托銀盞)」などが出土しました。